将来の社会にDVを持ち込まない 大学生の学びと行動 村田美子 (関西外国語大学) |
概要 著者は日本の私立大学で2001年度から、Content-basedの英語クラス「American Society」を担当している。この論文では、ドメスティック・バイオレンス(DV)とは何か、米国におけるDVの現状と教訓、DVはなぜ起きるのか、DV防止法、非暴力プログラム、そしてDVの授業を受けエンパワ―された日本の大学生の意識の変化や行動などを報告している。 キーワード: ドメスティック・バイオレンス(DV), 虐待, DV防止法, 非暴力プログラム, 授業ポートフォリオ |
家族という私的領域は、「パワー(権力)とコントロール(支配〉の関係」を内包した危うい関係性でもある。又、家族という関係は法制度が想定できない「非合理な関係性」でもある。親密さは、どこか理性を超える要素を帯びる。多様な家庭内暴力をとおして考えなければならないことは、家族という関係のなかに「人権」という抽象的なかかわりを定着させる課題が大きくなりつつあるということだ。(2001、中村正 P.239)
はじめに |
1.ドメスティック・バイオレンスとは何か。 |
[ p. 98 ]
2.アメリカにおけるDVの現状と教訓 |
[ p. 99 ]
命令書は裁判所よりコピーが加害者に送られ、保護命令が発令されたことを告知される。 以上の命令を犯した場合 法廷侮辱罪として逮捕状がだされ、刑罰を受ける。
General Laws of Massachusetts - Chapter 209A Advocate Manual Vol. 3 - Boston Medical Center Domestic Violence Research and Advocacy Project参照。
3.DVはなぜ起きるのか |
3.1 虐待する男性
[ p. 100 ]
3.2 虐待される女性
3.3 虐待を見て育つ子供達